【あ】ADAMO(私的埋蔵文化財)

 1969年(昭和44年)、22歳の秋にアダモのコンサートに行ったなんてまったく記憶にない。一年浪人して大学に入ったから同志社大学文学部心理学専攻の3回生。

 アダモはシャンソン歌手で「雪は降る」、「サントワマミー」、「ブルージーンと革ジャンパー」などのヒット曲があった。しかし私がそれを格別好んでいた心当たりがない。そうなると、当時付き合っていた彼女に寄せて、選んだ可能性が高いなと思ったりするが、そこにも記憶がない。

 それより早速、別の私的埋蔵文化財話になるが、この丈夫な造りの大型パンフに、こんなものが挟んであった。


 こちらの記憶ははっきりある。このイラストは大阪の子供服メーカー「タンポポ」社の依頼でTシャツ用に何シリーズか続けた仕事の一部だ。コアラやイルカなど、当時から人気だった動物やサッカーを題材に描いていた。商品化されて数年間、デパートでも販売された。

 まだPCなど使わない手描きの原画しかない頃だから、これは採用されずに残った作品なのか、そこはあやふやだ。

士郎さん.com

家族心理臨床家で漫画家でもある団士郎さんに関する情報をまとめたオフィシャルページ。本ページは、本人の了承を得てアソブロック株式会社が運営しています。

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