【フ-5】フランス軍中尉の女(私的埋蔵文化財)

 「ソフィーの選択」の項でも書いたメリル・ストリープ主演の、タイトルが気に入っている映画。そこでパンフレットの「物語」を読んでみたが、ひとかけらの記憶も再認されなかった。タイトルとパンフを持っている以外に映画の記憶がない。物語はとても面白そうなので、スカパーで放映したら見てみたいものだ。

 それより、このパンフレットには二枚のチラシが挟まっていた。フランソワ・トリュフォー監督作品「終電車」(1980)はカトリーヌ・ドヌーヴ主演。マーク・ライデル監督作品「黄昏」(1981)はキャサリン・ヘップバーンとジェーン・フォンダ&ヘンリー・フォンダ父娘共演である。

 どれもこれも、当時のスター女優の競演で、他にもたくさんの作品の中の女優が記憶に残った時代だ。もっとも、最近の人がだんだん記憶できず、顔の区別もつきにくくなってきているのは老化現象そのものではあるが。

 私のごひいきはフェイ・ダナウェイなのだが、女優の好みは人それぞれ。オードリー・ヘップバーンやエリザベス・テイラーなど、まぁ出尽くした感があるハリウッド黄金時代だった。


 そんな女優50人をピックアップした「LEADING LADIES」という英語の写真集を香港旅行の書店探索で見つけた。ちょっと前の時代からのスター名鑑のようで、知らない女優もあったが、たいていは顔と名前が一致した。

 そのラインナップを見ていると、オードリー・ヘップバーンの全盛期はやっぱり群を抜いて美しい。今も周期的にたくさんの本や写真集が出続けるのも納得だ。


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